プレゼンデザインの小冊子を作りました

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今回プレゼン資料向けにデザインの要点をまとめた小冊子”10 TIPS FOR PRESENTATION DESIGN”を作成しました。「いつかは紙のノベルティを…」と長らく企画をあたため続けてきたもののタイミングが合わず、やっと完成にこぎつけたかたちです。気の置けないデザイン制作会社さんにもご協力いただき手応え十分に仕上がったので、当記事にてお披露目したいと思います!

目次

  1. プレゼンテーションを伝わりやすくするビジュアルデザインのポイント
  2. プレゼン資料のデザインが気になっている方に、デザインへの一歩を踏み出すきっかけとして
  3. ダウンロード
  4. 謝辞

プレゼンテーションを伝わりやすくするビジュアルデザインのポイント

なにはともあれ、実際のモノがこちらです。大きさは手に収まりやすい文庫本サイズ(A6)、ページ数は表/裏表紙を含めて12ページ、全10点のプレゼン資料向けデザインTIPSを紹介しています。

表紙
表紙
10 TIPS FOR PRESENTATION DESIGN
TYPOGRAPHY/COLOR
TYPOGRAPHY/COLOR
01 文字組み

プレゼン資料の書体には「ゴシック体」を使おう。ゴシック体とは、縦横の線の幅がほぼ同じ太さの書体で、瞬時に認識しやすいという特徴をもっている。たとえばWindowsなら「メイリオ」、Macなら「ヒラギノ角ゴ」など、さまざまな用途に対応でき便利です。

02 カラー

プレゼン資料はルールに沿った色使いが大切。メインとなる要素にはこの色、注意が必要な要素にはこの色といったように、色と意味の関連付けによって、情報の伝わりやすさが高まります。なお、色の多用には注意し、原則3〜5色程度に収めるのが良いでしょう。

SPACE/LAYOUT
SPACE/LAYOUT
03 余白

スライドにはしっかりと余白をとろう。余白は、ただ何もない空間ではなく、「重要な情報を目立たせるための静かな領域」という役割がある。要素同士はもちろん、スライド(外周)に対しても余白を確保し、情報の見やすさ・伝わりやすさをケアしよう。

04 レイアウト

スライドは1枚のキャンバスとするより、必要に応じて分割した方が扱いやすい。たとえばビフォー/アフターの違いを表現するなら2分割、いくつかの具体例を示すなら3分割など、伝えたいメッセージが最も効果を発揮できる見せ方をみつけよう。

DIAGRAM/GRAPH
DIAGRAM/GRAPH
05 図解

込み入った情報をわかりやすく表現するなら図解をぜひ試したい。一連のステップを表現するなら「フロー図」、親子/主従関係をもった情報なら「ツリー図」、時系列のタスクなら「線表」など、プレゼンツールの矩形を組み合わせれば、豊富な図解表現が可能だ。

06 グラフ

統計データを効果的に表現するのにグラフは優れたアプローチだ。数量なら「棒グラフ」、比率なら「円グラフ」、変化の傾向なら「折れ線グラフ」といったように扱うデータとメッセージに合わせて最適なグラフを選択し、ターゲットにコンテンツをアピールしよう。

IMAGE/CALLOUT
IMAGE/CALLOUT
07 画像

写真やイラストを利用するときは元画像の品質を損なうことなく活用したい。うまく扱うコツは高精細な画像(大きなサイズの画像)を準備し、加工は原則縮小・トリミングのみ、拡大はご法度だ。縮小の際は併せて縦横比をキープしよう。

08 吹き出し

スライドの要点を強調するには「吹き出し」が便利だ。狙った位置をピンポイントで示せるし、他の要素に重ねてだって利用できる。色使いを工夫して(白文字/濃色地など)、紙面に埋もれないようにするのが、吹き出しを上手に使いこなす秘訣です。

USE CASE/SIMPLE
USE CASE/SIMPLE
09 利用シーン

プレゼン資料に適したフォーマットは使われる状況によって変化する。たとえば、講演会場のスクリーンとA4サイズの用紙とではその勝手が大きく異なるはずだ。スライドの縦横比やフォントサイズ、色使いなど、資料の利用シーンに合わせて調整しよう。

10 シンプル

プレゼン資料のデザインは、よくよく整理を重ねよう。冗長で込み入ったビジュアルとは、実のところ不完全なロジックが表に顕れた結果だ。情報を取捨選択し、伝えたい相手に合わせてぴったり整えることで、デザインは必然的にシンプルになる。

背表紙
背表紙
プレゼンテーションを伝わりやすくするビジュアルデザインのポイント

”デザイン”で、プレゼンをもっと伝わりやすく

「プレゼンが苦手」「内容がうまくまとまらない」「効果的な情報の見せ方を知りたい」と悩んでいるなら、ぜひ”デザイン”を試してみよう。
一見すると「ぜいたく品のそれ」と受け取られがちな”デザイン”ですが、情報を論理的に整理して見せる効果があり、新聞や雑誌・広告など私たちの身近なところで、コンテンツをわかりやすく伝えるのに役立っています。この冊子はそんなデザインのポイントを、プレゼンテーションにフォーカスしてまとめました。

CONTENTS

01 文字組み/02 カラー/03 余白/04 レイアウト/05 図解/06 グラフ/07 画像/08 吹き出し/09 利用シーン/10 シンプル

プレゼン資料のデザインが気になっている方に、デザインへの一歩を踏み出すきっかけとして

今回の小冊子作成にあたっては、プレゼンデザイン初心者、もっと具体的にいうと「プレゼン資料のデザインが気になっているけれども、手をつけるのに戸惑っているビジネスパーソン」を対象に「彼/彼女にデザインへの一歩を踏み出してもらうこと」をイメージしました。

なぜ”戸惑う”のかという点ですが、「デザイン」はその言葉の多義性からビジネス文書作成において良い面も・悪い面も併せ持つ、少しやっかいな存在です(この点の詳細な説明については、また別の機会に譲りたいと思います)。それゆえ、ときに「プレゼン資料のデザインってがんばるところ?」「大切なのは中身でしょ!」と周囲の抵抗にあったり、またデザイン改善に取り組んだとしても、力を入れるポイントを誤ってあらぬ方向に進んでしまい、活動そのものが頓挫してしまうケースが少なくありません。

そこで、当冊子では、プレゼンデザインのポイントの中でも大切なもの・効果の高いものを10点ピックアップし、かつ気軽に眺めてもらえるようなビジュアルを意識しました。当冊子が、プレゼンデザインに興味のある方はもちろんその周囲も含め、ビジネスと相性の良いデザインに取り組むヒントとして、ひいてはデザイン視点によるプレゼン品質改善の一助となれば、とても嬉しく思います。

ダウンロード

本小冊子ですが、今後筆者が直接お会いした方にはもれなく配布予定です。とはいえネットではそうもいきませんので、PDFデータを公開します。もしよろしければ、以下のリンクよりダウンロードのうえご利用ください。

10-tips-for-presentation-design.pdf

なお、本冊子に対するお問い合わせは、こちらのフォームよりご連絡ください。

謝辞

本小冊子ですが、いつものネット記事とは勝手が異なる印刷物ということで、日頃お世話になっているデザイン制作会社「アグイジェ」さんにご協力いただきました。

用紙サイズの検討から特殊印刷(今回は表紙のタイトルに箔押しを行なっています)についての相談、印刷所とのやりとりなど、アグイジェさんのフォローのおかげで制作をスムーズに進めることができました。またコンテンツそのものについても全体にわたってリデザインいただき、自分とは違う見せ方に、新たな気づきをいただいています。

この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました!

aguije

広告制作、ウェブ制作、サイト運営を行っているデザイン事務所。主に企業・病院の印刷物やウェブサイトの企画、設計、デザインを行っている。また千葉県館山市では「南極スペース」というコワーキングスペースを運営中。

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書籍版もあわせてどうぞ。

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